speaker KENWOOD LS-11ES (続々)
これで最終回です。
今日はブチルを剥がしてフェルトも抜いてみました。
やっぱ箱鳴りが凄い;;
フェルトの入れ方を少し変えて試したけど・・・
トーンコントロールも使ったり、バスレフダクトを塞いだりしたけど・・・
28,000円/本のスピーカーに期待するなって事なんでしょうが、22,000円/本のDS-B1はいい音するんだよね。
レンジ狭いし団子だし何か篭るしダメなものは何やってもダメなので廃棄決定!
実は噂話を信じてこのスピーカーを薦めた事があるですよ。
「いいでしょ~」って聞くと何かはっきりしない答えが返ってきたんですが、今ならよ~く判ります。
ごめんなさいです。
ただ、面白い記録も残ってるんですよね。
故長岡鉄男さんのダイナミックテストで
1987年度 優秀 LS-11
1989年度 GPjr LS-11ES GPは大賞の上でjrなので2位
1992年度 GPjr LS-11EX この年はGPの該当が無かったので実質1位
この辺が評判のいい理由なんでしょうかね?
どうして選んだか知りたいものです。
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ホームページ拝見いたしました。
LS-11ESを廃棄したのは非常にもったいないです。
こちらは友人から譲り受け所有しております。
ネットワーク、ウーファーなどを交換したら良い音に化けました。
音篭りはネットワークに電解コンと安いコイルを使用しているのが原因だと思います。
トーンコントロールも良くないので(安物のアッテネータ)取りました。
箱なりの原因は背面の板が極端に薄いためです。
LS-11ESを改造していた先人のサイトの内容を参考にして、背面にアコースティックギターの様に細い棒でクロスに補強したら箱なりは止まりました。
現在は本気聞き用に使用しております。
内容が無いコメントで失礼致しました。
投稿: お節介ですみません | 2013年10月14日 (月) 22時09分
>お節介ですみませんさん
う~ん、そこまでやってしまうともはやLS-11では無いようなw
TVの音が余りにも悪かったので使ってみたんですが前記の様な訳で現在はDS-53Dを使ってます。
でも、背面が弱いとは・・・・面積の多い側面には1.5cm角材を接着してみたんですけどね。
そのうち背面も補強してみます。
投稿: ANJI | 2013年10月15日 (火) 11時20分
非常に失礼で申し訳ございません。
オーディオのページはそこしか拝見しておりませんでした。
DS-53Dのページを今拝見しました。
確かにLS-11ESは他のバスレフ
に比べて効きがキツメかと思います。
無駄な低音がやたら出るのが気になりました。癖はウーファ-(6Ω)の仕業かと思われます。
こちらはUSHER AUDIO 8948A(8Ω)に変えたので根本の音色が変わったかも知れません。
抵抗値も上がったのでその分大人しい音になりました。
邪道ですがfo.Qを側面、背面、ツィータには少量使用したら煩さがかなり収まりました。
それからこちらの使用しているパワーアンプがAV5105なのでピュアな音色ではない状態で評価している可能性があります。
内容の無いコメントに付き合っていただきまいしてありがとうございました。
投稿: お節介ですみません | 2013年10月16日 (水) 00時27分
こんにちは、私も長岡先生が推奨していたと云う事を知って、11EXを入手しました。
シミュレーションの為ウーハーの有効半径を測ると実際は17㎝が口径に成るようです。
箱の容積とのバランスを考えると17㎝が正解だと思います。
音を聴くと、3wayの割に中音が張り出しません。
また、低音のバスレフ共振周波数が髙めでピーク上昇が有って、
中音があやふやに成っているのかも知れません。
内部のネットワーク回路を調べてみると、低音ウーハー:正相、中音スコーカー:正相、高音ツイーター:逆相に成っていました。
規格仕様で、低、中、高音のクロスオーバー周波数は1kHz、5kHzとなっていました。 フィルター特性は全て-12db/octでした。
低音ウーハーと中音スコーカーの取付前後位置は3㎝程度ずれていますが、クロスオーバー周波数の1kHzでは1波長が34㎝なので時間位相ずれは33度以下です。
実際の周波数は631Hzに変更して、位相ずれは20度程度で、無視できます。
フィルター特性-12db/octの場合クロス周波数のレベルは-6dbで相互の位相は+90度と-90度で位相差は180度になるので、相互の接続位相は逆相が正解です。
一方、中音スコーカーと高音ツイーターの取付前後位置はほぼ同じの為クロスオーバーの5kHzでも位相ずれはありません。
フィルター特性は中音、高音共に-12db/octなので相互のクロス周波数のレベルは-6dbで相互の位相差は180度になるので、相互の接続は逆相が正解です。 このため、ウーハーとは同相の正相になります。
以上から、低音ウーハー:正相、中音スコーカー:逆相、高音ツイーター:正相に変更しました。
フィルターの出力コネクタータブは+-で大小が有るので、中音用と高音用フィルターの入力の接続極性を両方とも反転して極性変更を実現しました。
なお、クロスオーバーレベルを-6dbにするために、フィルターの時定数素子の追加変更を行いました。
低音と中音のクロスオーバー周波数を下げて1kHz⇒631Hz、中音と高音は5kHz⇒4kHzとしました。
元のクロスレベルが-6dbでは無かったので、素子の追加変更で修正しました。
低音ウーハーLPF:1.5mH 39μF fc(-3db)= 658.025Hz fL(-6db)=862.759Hz
⇒ 2.2mH(変更) 49(39+10)μF fc(-3db)= 484.74Hz fL(-6db)=635.56Hz
中音スコーカーHPF:15μF 1.5mH fc(-3db)= 1.061kHz fH(-6db)= 809.2Hz
⇒ 25(15+10)μF 1.5mH fc(-3db)= 821.87Hz fH(-6db)= 626.84Hz
中音スコーカーLPF:0.47mH 5.6μF fc(-3db)= 3.102kHz fL(-6db)= 4.067kHz 変更無し
高音ツイーターHPF:3.3μF 0.22mH 1.5Ω fc(-3db)= 5.907kHz fL(-6db)= 4.505kHz
⇒ 4.3(3.3+1)μF 0.22mH 1.5Ω fc(-3db)= 5.175kHz fL(-6db)= 3.947kHz
以上の変更で、-6dbのクロスオーバー周波数は中音/低音:fx=631Hz、高音/中音:fx=4kHzに成ります。
なお、追加したコンデンサは直列に信号が通過するので高域の歪特性劣化の少ないフィルムコンデンサにしています。
更に、バスレフポートφ38㎜ L:45㎜による共振周波数は56.5Hzで75Hz辺りが3db程度ピーク上昇している低音特性なので、ポートを45㎜延長してL:90㎜にすることで共振周波数を43.3Hzに下げて75Hzのピーク上昇を解消し、平坦な低域特性に改善して低音かぶりを解消しています。
以上の改良によって、低音がスッキリ重低音近くまで延び、中音の解像度も向上して音像が張り出す定位の良い音質と成りました。
中音ユニットが受け持つ周波数を低周波数に伸ばすことで、中音の一体感や音像定位が向上してきました。
人間の聴感は音の波形を感じることは出来ませんが、各ユニットから聴取者までの距離の違いによる時間誤差:位相差によるレベル/周波数変化や信号周波数の変動には敏感です。
これを悪化させる要素を減らすことで音質向上出来るようです。
低音ユニットは大きな振幅を伴うのでその振動板で中高音を再生するとドップラー効果で中音域の再生周波数が変動して音が濁ります。
出来るだけ、中音ユニットで再生する中低域帯域を拡大することで音の濁りを減らすことが出来ます。
これは、2wayよりも、3wayの解像度が高い理由でもあります。
投稿: N.Yasuda | 2022年10月15日 (土) 09時21分